小予算で自社の展示会ブースに10倍以上の人を集めるキャッチコピーの作り方
- なぜ、あの展示ブースには人が集まって自社ブースには人が集まらないの?
- やっぱり多額の費用を掛けてブースを派手にしないと集客できないの?
- 展示会ブースの装飾予算が無い・・・
- でも、自社ブースには沢山のお客さんに来て欲しい
今回はそんな、疑問にお応えするための記事です。
結論を言うと小予算でも、展示会ブースのキャッチコピーを工夫するだけで自社ブースにより多くの人を集める事が出来ます。
・展示会ブースのキャッチコピーとは?
・展示会ブースにキャッチコピーが必要な理由
・展示会ブースのキャッチコピーに使う看板について
・キャッチコピー作りで心がけるべき8つのポイント
・他の成功例や実績を参考にしたい
本記事は展示会業界歴20年以上のスズヤ代表の鈴木が、上記の内容を解説します。
この記事を読んだ後、展示会ブースにおけるキャッチコピーの重要性が分かり、いまよりもっと集客できる展示会ブースを作ることが出来るようになるでしょう。
展示会ブースのキャッチコピーとは?
展示会ブースのキャッチコピーとは、展示会ブースの魅力を一言で伝える短いフレーズのことです。
ブース内のサイン(看板)やポスターなどに掲示し来場者にメッセージとして訴えかけ、自社ブースに興味を引き付け来てもらうように促します。
展示会ブースにキャッチコピーが必要な理由
理由1:どんなブースなのか一瞬で理解してもらうため
来場者は1日に数多くのブースを見て回ります。
展示会場では数多くのブースが並んでいるため、来場者は一つ一つのブースをじっくり見て廻る時間はありません。
そのため、多くの来場者は驚くほど一瞬で自社ブース前をスルーしていきます。
そこで少しでも自社ブースに関心を持ってもらうために
・自社は何を売リにしているのか?
・どんな価値提供できるのか?
を一瞬で来場者に理解してもらう必要があります。
そこで「自社の売り一瞬で知ってもらう方法」としてキャッチコピーが役に立ちます。
先ほど申し上げたように来場者は一瞬で自社ブース前を通り過ぎてしまいます。
一瞬で通り過ぎるにも関わらず実は一瞬だけはチラ見して通り過ぎます。
その間、わずか2,3秒です。
その2,3秒の間にキャッチコピーを見てもらえたら自社ブースに興味を持ってもらうチャンスが生まれます。
この2,3秒の間にチラ見したキャッチコピーで自社ブースの売りを知ってもらうのです。
ですのでキャッチコピーは出来るだけ短く一目見ただけで何を売りにしたブースなのが分かるようにしましょう。
来場者がブース前を通り過ぎるチャンスを逃さないためにも分かりやすいキャッチコピーが必要です。
理由2:営業のミスマッチを防ぎ営業効率を上げるため
キャッチコピーには、来場者にとって自分に関係あるブースかどうかを判断してもらう効果があります。
しかし、裏を返すと、関係ないと思われた場合には、その来場者はブースに来なくなります。
この点を考慮すると、結果的に営業効率が上がります。
なぜなら、営業マンが1日に対応できる客数は限られており、見込みのない来場者に時間を割く必要がなくなるからです。
たとえば、見込みのない来場者に対応している間に、営業マンが足りなくなると、貴重な営業チャンスを逃してしまうことがあります。
自社のブースに立ち寄ってくれた見込み客がいても、他の来場者の対応をしていると、その見込み客がブースの前を通り過ぎてしまうかもしれません。
結果として、営業効率が向上するのです。
さらに、その見込み客が後で戻ってこようと思っても、他社のブースを回っている間に忘れられる可能性があります。
勝負はブース前を通り過ぎる一瞬です。その一瞬を逃さないようにしましょう。
営業の機会損失を防ぐため絞り込みターゲットを絞りましょう。
理由3:小予算で集客効果を上げることが出来るため
キャッチコピーのアイデアを作ること自体は無料で出来ます。
キャッチコピーを掲示するサイン(看板)を印刷する費用は必要ですが、数千円~数万円とブース装飾全体の費用からすれば比較的少額で作れます。
少額で作れる割には費用対効果が高いので目立つ大きめのサインを掲示することをお勧めします。
良いキャッチコピーは自分で考えられます。
引き続きコラムを読んで作り方のコツを掴んでください。
キャッチコピーを表示する看板について
展示会ブースでキャッチコピーを表示するにはポスターではなく看板を使うのが効果的です。
なぜなら看板が一番目立つからです。
看板といえば社名や店名、ブランド名を表示するイメージがあるかもしれませんが、社名やブランド名よりもキャッチコピーを表示する方が効果的な場合があります。
では、どのような場合、看板にキャッチコピーを表示した方が良いのか?
それは自社の社名やブランド名の認知度が低い場合です。
自社の社名やブランド名の認知度が低めだと感じる場合は看板でキャッチコピーを前面に押し出した方が効果的です。
逆に自社の社名やブランドの認知度が高い場合は社名やブランド名を前面に押し出す方が効果的です。
一般的に中小企業は大企業に比べて知名度が低いため、社名やブランド名だけでは即座に認知してもらえないことが多いです。
そのため、魅力的で覚えやすいキャッチコピーを使うことで、来場者の関心を引きやすくなり、ブースへの訪問を促すことができます。
また、キャッチコピーは企業の強みや提供する価値を瞬時に伝えることができます。
短いフレーズでインパクトを与えることで、訪問者が「何が提供されているのか」をすぐに理解でき、興味を持ってもらいやすくなります。
結果として、展示会でのアプローチがスムーズに進み、商談やビジネスマッチングの成功率も高まります。
このように、中小企業が展示会で効果的にアピールするためには、キャッチコピーを看板に表示することが非常に有効です。
しかし、展示会ブースにキャッチコピーだけを表示するのではなく、社名やブランド名も表示する必要があります。
展示会ブースで使われる看板は3種類あり、業界での社名やブランドの認知度に応じて露出する割合を調整します。
その割合は以下になります。
- 社名/ブランド名: 70~100%
- キャッチコピー: 0~30%
- 社名/ブランド名: 30~50%
- キャッチコピー: 30~50%
- 社名/ブランド名: 10~30%
- キャッチコピー: 70~90%
高知名度の企業は、既に多くの人に認知されているため、社名やブランド名を大きく掲げることで信頼性やブランド力を強調します。一方、中程度の知名度企業は、社名とキャッチコピーのバランスを取りながら、両方の認知を高めます。低知名度企業は、まず来場者の目を引くためにキャッチコピーを強調し、興味を持ってもらった後で社名やブランド名を覚えてもらう戦略が効果的です。
知名度に応じてキャッチコピーとブランド名の比率を変えることが重要です。
自社ブランドの知名度を過信せず知名度は客観的に判断しましょう。
キャッチコピー作りで心がけたい8つのポイント
より効果的なキャッチコピーの作るために、心がけたい8つのポイントを解説します。
いまから解説する8つのポイント全てを取り入れるのでは無く自社の商品やサービスに合ったポイントをどれか1つをを取り入れるだけでも十分効果的です。
全ての要素を取り入れる必要はありません。
ポイント1:ターゲットを具体的に分析する(必須)
展示会にはテーマが決まっており、そのテーマに応じた業界関係者が何かしらの目的を持って来場します。
そのため、ある程度ターゲットは絞りやすいと言えるでしょう。
その上で、自社ブースに来てほしい人を具体的にイメージする必要があります。
その人達がどんな問題を抱え、どんな解決策を求めているのかをイメージにすることが大切です。
効果的なキャッチコピーを作成するためには、まずターゲットを具体的に分析することが重要です。
これは必ず押さえておきたいポイントです。
例えば、業務改善を目的としたDXツールを提供する企業であれば、次のようなステップで考えられます。
- ターゲットの特定: 中小企業の経営者やIT担当者
- 抱える問題: 現在の業務フローが非効率であり、時間やコストの無駄が発生している。
- 求める解決策: 効率的なツールで業務プロセスを自動化し、生産性を向上させたい。
キャッチコピーを考える上でターゲットの設定は必須です。
まずはターゲットを明確にしましょう。
ポイント2:問題解決後の未来をイメージさせる
ターゲットの潜在的な問題や悩みを予測し、それが解決された後の理想的な未来をキャッチコピーの一言で表現します。
展示会に来る人々は何らかの問題や悩みを解決する手段を探しに来ています。
そのため、解決後の世界を具体的にイメージさせることが必要です。
問題解決後のキャッチコピーを見た来場者は解決後の未来をイメージし、「ここには解決策があるはずだ!」と感じて、そのキャッチコピーが掲げられたブースに興味を持ち訪れるようになります。
- 「自動化で生産性を向上」
- 「データ管理の煩雑さを解消」
- 「20%のコスト削減を実現」
ここで注意したいのは解決策自体をキャッチコピーに書かないようにすることです。
NG例:「○○の問題は○○で解決!」
なぜなら、解決策そのものをキャッチコピーに書いてしまうと来場者が答えを先に知ってしまうことになり、その先にある解決策自体への関心が薄れてしまうからです。
キャッチコピーはあくまで来場者の関心を引くためのフックであり、詳細な解決策についてはブースに足を運んでくれた後に説明する方が効果的です。
解決策をキャッチコピーに含めないことで、来場者の興味を引き、ブースに訪れる動機付けを強化します。
問題や悩みが解決した未来を想像させましょう。
ポイント3:損失を想像させる
来場者が抱える問題や課題を明確にし、その問題を放置した場合にどんな損失があるのかを表現します。
損失を具体的に伝えることで、来場者に「これは解決しなければならない問題だ」という認識を強めることができます。
- 「毎月10%以上の利益損失が発生しています」
- 「1件のデータ漏洩で数百万の損失が発生しています」
- 「1件のサイバー攻撃で1億円の損失が発生しました」
ここでのポイントは「○○が発生しています」といった現在進行形、または過去形を活用する点です。
「○○が発生する可能性があります」といった表現ではなく現在進行形または過去形を使う理由は、問題がすでに現実に起こっているという緊迫感を伝えるためです。
これにより、来場者は問題を放置する危険性を強く感じ、すぐにでも解決策を見つける必要があると認識します。
さらに、損失の具体的な数字や影響を示すことで、問題の重大さをリアルに感じてもらえます。
具体的な損失例を挙げることで、来場者は自分の状況と重ね合わせ、「自分も同じような損失を被っているかもしれない」と強く意識するようになります。
これにより、ブースへの関心が高まり、解決策を探しに来る動機づけになります。
また、人間は得することよりも損失を回避したいという欲求のほうが強いです。
この心理を利用することで、来場者はより強く「この問題を解決しなければならない」と感じるようになります。
展示会の来場者は多くのブースを訪れるため、印象に残らないブースのことはすぐに忘れてしまいます。
多くの来場者は、いろいろなブースを見て回って後でゆっくり検討しようと考えているため、その場で商談に結びつかないことがよくあります。
しかし、損失を表現することで来場者の心理にインパクトを与え、より深く印象に残すことができます。
損失回避訴求は上手に使えば効果的ですが、過剰に煽ってしまうとと逆効果になる場合があるので注意しましょう。
ポイント4:数字で表現する
数字で表現できることは数字を使って表現しましょう。
数字には例えば、導入企業数、取引企業数、販売累計数、削減時間、コスト削減、顧客満足度、価格、達成率、改善率など商品、サービスの実績など、他にも考えられる数字は多数存在します。
具体的な数字による表現は製品やサービスの良さを強調することができるので、来場者の信頼を得ることにつながります。
・「1,000社の企業が導入!」
・「累計販売数1万個突破!」
・「お客様満足度95%が最高と評価」
・「業界No.1の実績!」
・「従来品の3倍の効果を実現」
良い例の場合は具体的な数字が表現されています。
・「多くの企業が導入!」
・「沢山の方に購入していただきました!」
・「お客様満足度が高い商品!」
・「業界でも評判です!」
・「従来品よりも効果抜群!」
悪い例は実績が具体的な数字が無いため、どの程度良いのか、人気なのかが全く分かりません。
また、価格競争力が高い商品を扱っている場合には具体的な金額を明示することも効果的です。
たとえば、「安い!」「激安!」と言うよりも、「コーヒー一杯100円」と具体的な金額を提示すると、安さがはっきり伝わります。
ただ価格相場が分かりにくい商品やサービスの場合「○○がなんと8,000円!」と表示しても、それが安いか高いかわからず、効果が半減します。
その場合、相場を示すと良いでしょう。
たとえば、「一般的にはこの価格ですが、弊社ではこれだけ安いです」といった具合に、相場よりも何%安いかを示します。
そして、なぜその価格が実現できるのか、その理由や証拠を提示します。
- 具体的な金額提示:商品の価格を具体的に示します。
例:「製品Aが8,000円」 - 相場の比較:一般的な相場と自社の価格を比較して示します。
例:「通常10,000円のところ、8,000円」 - 割引率の提示:相場よりどれだけ安いか、割引率を示します。
例:「相場より20%安い」 - 価格の理由を説明:なぜその価格が実現できるのか、具体的な理由を示します。
例:「大量仕入れによるコスト削減で実現したこの価格」
これらのポイントを押さえることで、価格の魅力を効果的に伝えることができます。
具体的な数字による表現は信頼性を高め、見る者のイメージがより具体的になります。
可能であればキャッチコピーには数字をできるだけ取り入れましょう。
ポイント5:無料オファーを活用する
展示会ではノベルティやオファーをただ無闇に無料でばら撒くのではなく、たと無料であっても具体的な価値を示すとより効果的です。
例えば、「展示会限定 1500円相当のサンプルを無料配布」といったでように具体的な金額を示すことで、来場者にお得感を感じてもらえるようになります。
たとえ普段から無料で配っている物であっても、あえて値段を設定し、無料であることをアピールします。
無料であっても、お得感を最大限に感じてもらう演出が大切です。
「無料」という言葉は非常に魅力的で、人を引き寄せる効果があります。
「無料でもらえるなら、このブースに行っても良いかな」と思わせることができ、ブースに訪れる動機を高めます。
- 「展示会限定!通常3万円の無料相談実施中」
- 「展示会限定!5000円相当の製品サンプルを無料配布」
- 「展示会限定!初回限定、無料トライアル実施中(通常2万円)」
- 「展示会限定!1回1000円相当のデモンストレーションを無料体験」
これらのオファーを効果的に伝えるためには、以下のポイントを押さえましょう:
- 具体的な価値を示す:無料オファーの具体的な金額や価値を明示することで、来場者にお得感を強く感じてもらいます。
- 限定感を出す:展示会限定や期間限定といった限定感を強調し、来場者に急いで行動する動機を与えます。
- 視覚的に訴える:ポスターや看板、パンフレットに大きく目立つようにオファーを記載し、来場者の注意を引きます。
- 体験を重視する:無料サンプルや相談だけでなく、実際に体験してもらう機会も無料提供することで、商品の魅力を直接感じてもらいます。
次に無料オファーを効果的に提示するための具体的な戦略をいくつか紹介します。
- 引き換えクーポンを配布:ブースを訪れた来場者に引き換えクーポンを渡し、特典を受け取るために再度ブースに訪れてもらう仕組みを作ります。
例:「このクーポンを持ってブースに来ていただくと、通常1500円のサンプルを無料でプレゼント!」 - 特典付きアンケート:来場者に簡単なアンケートに答えてもらい、その対価として特典を提供します。
例:「アンケートにご協力いただいた方には、通常3000円の無料サンプルをプレゼント!」 - 限定セミナーやデモンストレーション:展示会期間中に限定セミナーやデモンストレーションを開催し、参加者に特典を提供します。
例:「展示会限定セミナーにご参加いただいた方には、特別に5000円相当のサンプルを無料で差し上げます。」
無料オファーを通じて来場者の関心を引き、ブースへの訪問を促します。その上で商談や契約の機会を増やしましょう。
ポイント6:権威性を示す
展示会での権威性を示すための具体的な方法をいくつか紹介します。
権威性とは信頼性や信用度の高い人物や機関からの推薦や認証を指します。
権威性を示すことで、来場者に対して製品やサービスの品質や信頼性を強くアピールすることができます。
以下に具体的な方法を紹介します:
- 著名人の推薦:業界の著名人やインフルエンサーからの推薦を得ることで、製品やサービスの信頼性を高めます。
例:「〇〇(有名人の名前)も使ってる〇〇製品!」 - 権威ある賞の受賞歴:受賞歴や認定を強調することで、製品やサービスの品質をアピールします。
例:「業界最高峰の〇〇賞を受賞!」 - 専門家の監修:専門家による監修や監査を受けていることを明示することで、製品やサービスの信頼性を強調します。
例:「〇〇博士の監修による安心の品質」 - パートナーシップの紹介:権威ある組織や企業との提携を示すことで、信頼性をアピールします。
例:「〇〇社とのパートナーシップにより実現」 - メディア掲載:著名なメディアや雑誌に掲載されたことをアピールします。
例:「〇〇新聞に掲載された話題の製品!」
権威性を示すことで、来場者に対して製品やサービスの信頼性を強く訴えかけることができます。
次に、権威性を活用したキャッチコピーの具体例をいくつか紹介します:
- 「業界のトップインフルエンサー○○さんも使ってます!」
- 「〇〇賞受賞の信頼と実績」
- 「専門家○○氏監修の高品質サービス」
- 「大手〇〇社との共同開発」
- 「〇〇新聞で話題の最新技術」
これらのキャッチコピーを活用し、来場者に強い信頼感を与えることで、ブースへの訪問を促進し、商談や契約の可能性を高めましょう。
もし、上記の権威性の実績がある場合、積極的に活用しましょう!
あえて、権威性を作りに行く方法も良いでしょう。
ポイント7:限定感を演出する
限定感を演出することで、来場者の興味を引きやすくなります。
例えば、「○○EXPO限定」「3日間限定」「先着50名様限定」といったフレーズは、希少性を強調し、来場者の関心を引きます。
- 「展示会限定特典 通常1ヶ月のトライアルが3ヶ月に延長」
- 「展示会限定 新商品先行発売」
- 「先着50名様限定!5,000円相当の無料サンプル」
- 数量限定:
例:「限定100個!なくなり次第終了」 - 期間限定:
例:「本日限定の特別割引」
- 特別イベント:
例:「展示会限定セミナー開催!」
- VIP特典:
例:「展示会来場者限定VIP特典!」
これらの限定感を演出する戦略を駆使し、展示会でのブースの魅力を最大限に引き出しましょう。
限定感を強調することで、来場者の関心を引き、ブースへの訪問を促進し、商談や契約の可能性を高めることができます。
「限定」は特別感を演出します。
自社ブースに興味を持ってもらうために有効的に活用しましょう。
ポイント8:具体的な行動を促す
最後の一押しとして有効なのが来場者に対して具体的に何をして欲しいのかを簡潔に表現することです。
例えば、「無料サンプル配布中」よりも「いますぐ無料サンプルお受け取り下さい!」と言う方が反応率は高まります。
理由は以下の通りです:
- 緊急性: 「いますぐ」という言葉が、今すぐ行動を起こさなければならないという緊迫感を与えます。
- 行動喚起: 「お受け取り下さい!」は具体的な行動を促すフレーズで、読者に直接行動を促す効果があります。
- 親近感: 少し丁寧な表現を使うことで、親しみやすさと信頼感を高めることができます。
これに対して「無料サンプル配布中」はただ情報を伝えるだけで、行動を促す力がやや弱いです。
- 「今すぐデモを体験してください!」
- 「今すぐご相談下さい」
- 「無料相談はいますぐ!」
こういった行動を促す言葉は意外なほど効果的です。
次に何をしたら良いのか無意識下の行動に働きかける効果があります。
少しでも迷っている来場者に対して決め手となる魔法のフレーズが「いますぐ」です。
この一言で無意識的にブース訪問への心理的ハードルが下がります。
まとめ
展示会キャッチコピーの作成は、多くの要素が絡み合っています。
重要なポイントを以下にまとめました。
- ターゲットを具体的に分析する
- 問題解決後の未来をイメージさせる
- 損失をイメージさせる
- 数字で表現する
- 無料オファーを活用する
- 権威性を示す
- 限定感を演出する
- 具体的な行動を促す
これらの要点を踏まえ、効果的なキャッチコピーを作成することで、展示会での集客力を高めることができます。
初心者でも実践できる方法を紹介しましたので、ぜひ試してみてください。